
つめたい雨の十二月の街 【つめたい あめの じゅうにがつの まち】 차가운 비가 내리는 12월의 거리 にぎわうアーケード 止まない雨の音 【にぎわう アーケード やまない あめの おと】 시끌벅적한 상점가 그치지 않는 빗소리 先刻から繰り返しているXmasソングのBGM 【さきから くりかえしている Xmasソングの BGM】 아까부터 반복되고 있는 캐롤 BGM 相合傘の思い出の下佇む 【あいあいがさの おもいでの した たたずむ】 같은 우산을 쓰던 추억 아래에 잠시 멈춰 擦れちがう舗道の人波 【すれちがう ほどうの ひとなみ】 엇갈리는 도보의 인파 誰も彼も何処から来て何処へ帰るの 【だれも かれも どこから きて どこへ かえるの】 이 사람도 저 사람도 어디에서 와 어디로 돌아가는 거야 今宵は気ままに過ごすウィークエンド 【こよいは きままに すごす ウ..

棚引く春 二人を残して 【たなびく はる ふたりを のこして】 드넓은 봄 둘을 남겨 두고 君に渡す手紙と腕時計 【きみに わたす てがみと うでどけい】 너에게 보내는 편지와 손목시계 あなたを待つ 鄙びた喫茶店で 【あなたを まつ ひなびた きっさてんで】 당신을 기다려 촌스런 카페에서 行き交うバス 街はもう雪解け 【いきかう バス まちは もう ゆきどけ】 지나가는 버스 거리에는 이제 눈이 녹아 珈琲が噂で冷める前に 【コーヒーが うわさで さめる まえに】 커피가 소문 때문에 식기 전에 心絆す胸の高鳴り 【こころ ほだす むねの たかなり】 마음을 묶어두는 가슴의 두근거림 あれから季節はいくつも過ぎて 【あれから きせつは いくつも すぎて】 그때부터 계절은 몇이나 지나서 散った枯葉も拭いた涙さえも 【ちった かれはも ふいた なみださえも】 떨어진 잎..

時間を忘れて僕たちは何処まで行くのか 【じかんを わすれて ぼくたちは どこまで いくのか】 시간을 잊어버린 채 우리들은 어디까지 가는 걸까 今となっては昨日さえも近くて遠い 【いまとなっては きのうさえも ちかくて とおい】 이제와서는 어제조차 가깝고도 멀어 鳴り響いた出発のベル 【なりひびいた しゅっぱつの べる】 울려 퍼지는 발차음 色褪せた思い出を古い鞄につめ込んで 【いろあせた おもいでを ふるい かばんに つめこんで】 빛바랜 추억을 오래된 가방에 집어넣고 昔、二十五時 【むかし、にじゅうごじ】 옛날, 25시* (二十五時: 이미 늦은) 君と最終列車 【きみと さいしゅうれっしゃ】 너와 마지막 열차 ただ黙ったまま夜を歩いた 【ただ だまったまま よるを あるいた】 그저 입을 다문 채로 밤을 걸어갔어 出逢った頃のままじゃいられない 【であった こ..

少しだけおそく目覚めた今朝は 【すこしだけ おそく めざめた けさは】 살짝 늦게 눈뜬 오늘 아침은 何となくちょっとブルーな気分 【なんとなく ちょっと ブルーな きぶん】 왠지 살짝 블루한 기분 ベランダの窓を開けたら初夏の陽ざし 【ベランダの まどを あけたら しょかの ひざし】 베란다 창문을 열어보니 초여름의 햇볕 植物を枯らしていた 【しょくぶつを からしていた】 식물이 말라가고 있었어 新しいTシャツに着替えて水を撒く 【あたらしい Tシャツに きがえて みずを まく】 새로 산 티셔츠로 갈아입고 물을 뿌려 濡れたビーチサンダル 【ぬれた ビーチサンダル】 젖어버린 비치 샌들 退屈な日曜日の午後が映した 【たいくつな にちようびの ごごが うつした】 지루한 일요일 오후가 비추는 私のシルエット 【わたしの シルエット】 나의 실루엣 今はもう他人同士のよ..

長い季節が 【ながい きせつが】 긴 계절이 僕らの肩を通り過ぎて 【ぼくらの かたを とおりすぎて】 우리들의 어깨를 훑고 지나가 狂おしいほどの思いだけ残して 【くるおしいほどの おもおだけ のこして】 미쳐버릴 만큼의 마음만 남겨두고 大人になった 【おとなに なった】 어른이 되었어 川沿いの道 【かわぞいの みち】 강변길 誰もいない黄昏には 【だれも いない たそがれには】 아무도 없는 노을에는 愛した人の面影がかすめて 【あいした ひとの おもかげが かすめて】 사랑한 사람의 모습이 흐릿해서 振り向いた 【ふりむいた】 돌아보았어 またいつかどこか会える気もするよ 【また いつか どこか あえる きも するよ】 다시 언젠가 어디선가 마주칠 것도 같아 あの角をまがれば 【あの かどを まがれば】 저 모퉁이를 돌면 夢は醒めて 【ゆめは さめて】 꿈에서는 ..

真夜中の優しい雨の音 【まよなかの やさしい あめの おと】 한밤중의 상냥한 빗소리 街の静けさが部屋中に染み込んでくるみたい 【まちの しずけさが へやじゅうに しみこんでくる みたい】 거리의 고요가 방 전체에 스며들고 있는 것 같아 ノースリーブの肩からすべり落ちたカーディガン 【ノースリーブの かたから すべりおちた カーディガン】 논슬리브 어깨에서부터 사르르 내려오는 카디건 愛したひとの腕をほどいて一人っきり 【あいした ひとの うでを ほどいて ひとりっきり】 사랑한 사람의 팔을 뿌리치고 홀로 誰も知らないミスティタウンの片隅で 【だれも しらない ミスティタウンの かたすみで】 아무도 모르는 미스티 타운의 구석에서 ひと雫の涙こぼさぬように空を見上げていた 【ひとしずくの なみだ こぼさぬように そらを みあげていた】 한 방울의 눈물 떨어뜨리지 않..

真冬の帰り道 【まふゆの かえりみち】 한겨울날 돌아가는 길 履き古したローファーシューズ 【はきふるした ローファーシューズ】 오래 신은 로퍼 錆びたコインを挟んだまま 【さびた コインを はさんだまま】 녹슨 동전을 끼워둔 채* (페니 로퍼) 靴音が響く 【くつおとが ひびく】 구둣소리가 울려 西陽に照らされて 【にしびに てらされて】 석양빛을 받으며 長く伸びた二人の影 【ながく のびた ふたりの かげ】 길게 뻗어나간 두 사람의 그림자 君のスカート 風にゆれた 【きみの スカート かぜに ゆれた】 너의 스커트가 바람에 흔들렸어 セピア色の道 【セピアいろの みち】 세피아 색의 거리 紅い花、名前は… 【あかい はな、なまえは…】 붉은 꽃, 이름이… いつか教えてくれたよね 【いつか おしえてくれたよね】 언제 알려줬었는데 분명 思い出せない 【おもいだ..

変らない裏通りの学生街 【かわらない うらどおりの がくせいがい】 변함 없는 뒷골목 대학로 見慣れた景色 【みなれた けしき】 익숙한 풍경 古い珈琲ショップと昼下り 【ふるい コーヒーショップと ひるさがり】 오래된 커피숍과 오후 한 때 いつもの交差点 【いつもの こうさてん】 늘 같은 교차로 真昼に浮かぶ白い半月 【まひるに うかぶ しろい はんげつ】 한낮에 떠오르는 하얀 반달 昨夜の色を隠している 【ゆうべの いろを かくしている】 어젯밤의 색깔을 감추고 있어 曖昧なメロディー繰り返す日々 【あいまいな メロディー くりかえす ひび】 애매한 멜로디 반복되는 매일 僕たちは木洩陽の下あるいた 【ぼくたちは こもれびの した あるいた】 우리들은 나무 그늘 아래를 걸었어 透きとおるような青空 【すきとおる ような あおぞら】 투명한 것처럼 푸른 하늘 いつ..

ラジオを消して小説も閉じて 【ラジオを けして しょうせつも とじて】 라디오를 끄고 소설도 덮고 ため息が出るほどきれいな音楽を聴かせて 【ためいきが でるほど きれいな おんがくを きかせて】 한숨이 나올 정도로 아름다운 음악을 들려줘 真冬のポケット 【まふゆの ポケット】 한겨울의 주머니 底まで何もない 【そこまで なにもない】 속 끝까지 아무것도 없어 吐く息は白く消えていくだけ 【はく いきは しろく きえていくだけ】 내뱉는 숨은 하얗게 흩어져갈 뿐 僕らにはもう時間がない 【ぼくらには もう じかんが ない】 우리들에게는 이제 시간이 없어 灯を消しておしゃべりもやめて 【あかりを けして おしゃべりも やめて】 등불을 끄고 이야기도 관두고 風の音を聴くために二人は窓を開けてみたんだ 【かぜの おとを きく ために ふたりは まどを あけてみたんだ】 ..

まわっている 【まわっている】 돌고 있어 花も鳥も 【はなも とりも】 꽃도 새도 きみもぼくも 【きみも ぼくも】 너도 나도 それぞれが一粒の 【それぞれが ひとつぶの】 저마다가 하나의 哀しい星を抱いて 【かなしい ほしを いだいて】 슬픈 별을 끌어 안고 夜の向こう 【よるの むこう】 밤 저너머 ふくらんでいる 【ふくらんでいる】 부풀어오르고 있어 ひろがっている 【ひろがっている】 퍼지고 있어 一続きの海から 【ひとつづきの うみから】 하나의 바다에서 こぼれ落ちて瞬く光 【こぼれおちて またたく ひかり】 떨어져 내려 반짝이는 빛